「家事楽」を叶える!家事動線が良い間取りのポイントとアイデア7選

家事は毎日の生活に欠かせない大切な仕事ですが、その負担を少しでも軽減できる工夫があると暮らしがより快適になります。家事のしやすさは、子どもがいる家庭や共働き世帯では特に重要な問題といえるでしょう。

間取りを考える際にいくつかのポイントをおさえれば、家事がスムーズで家族も協力しやすい「家事楽」を叶える家になります。

この記事では、家事動線が良い間取りのポイントと具体的なアイデア7選を紹介します。新築やリフォームを考えている方、家事効率を上げたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

 

間取りづくりは家事動線にこだわれば生活の質がアップ!

家事動線とは、家事を行う際に移動するルートや経路のことです。家事動線を良くすることで、ムダな動きが減り、家事の効率が大幅にアップします。

例えば、料理・洗濯・掃除などの作業をスムーズに行うためには、移動距離を短くしたり、家事に必要な要素をルート上に配置したりする工夫が重要です。

 

家事動線に配慮した間取りは、家事をメインで行う方の負担を減らすだけでなく、家族全員が家事に参加しやすい家づくりを叶えます。

子どもにも積極的に家事に関わってほしい、家事にかける時間を減らして家族との時間を増やしたい、そんな考えを持つ方にピッタリの間取りといえるでしょう。

家事動線を良くする間取りのポイント

具体的な間取りを考える前に、家事効率をアップさせる間取りづくりのポイントを確認していきましょう。

自分の家事スタイルに合った動線にする

家事動線を最適化するためには、まず自分の家事スタイルを把握することが大切です。

例えば、料理をしながら洗濯機を回す、掃除をしながら子どもの世話をするなど、日常的にどのように家事を進めているかをあらためて確認しましょう。家事を行う時間帯や曜日なども考慮すると、ゴミ出しなどスポットで行う家事や休日の過ごし方との兼ね合いなどもイメージしやすくなります。

その上で、どの場所にどの設備を配置するかを考え自分の生活スタイルに合った動線を導入すれば、自分に最適な間取りが実現して家事の効率がさらにアップします。

 

最短の移動距離を考える

家事を効率的に行うためには、移動距離を最短にすることも重要なポイントのひとつです。

例えば、キッチンとダイニング、脱衣所と物干し場など、頻繁に行き来する場所を近づけることで、移動にかかる時間と労力を削減できます。開け閉めする扉の数や曲がり角・行き止まりを少なくしてムダなアクションを減らすこともポイントです!

 

動線上に収納を設ける

家事を行う動線上に必要なものがすぐに取り出せる収納を配置すると、より作業がスムーズになり片付けやすい間取りが実現します。

例えば、キッチンの近くにパントリーを設けたり、ランドリールームとファミリークローゼットを隣接させたりする工夫が挙げられます。

ただし、動線上に収納を分散させすぎると、何をどこに収納したか分かりにくくなってしまう可能性も。収納するものを大まかにジャンル分けしてある程度まとめて収納すれば、家族全員が把握しやすく使いやすい収納スペースになるでしょう。

 

同時進行できる間取りを考える

家事の効率を上げるためには、複数の家事を同時に進行できる間取りを考えることも大切です。

例えば、キッチンで料理をしながら子どもの様子を見守れるようにリビングと一体化させる、洗濯物を干しながらアイロン掛けができるランドリールームを設けるなど、同時に複数の作業ができる工夫を取り入れると良いでしょう。

 

家事動線が良い間取りアイデア7選

家事効率をアップさせる間取りのポイントを理解したら、次は具体的な間取りアイデアを検討していきましょう。

ここでは、家事楽を叶える間取りアイデア7選を紹介します。

 水回りをまとめる

水回りの設備をまとめた間取りにすることで、家事動線が大幅に改善されます。

キッチンや洗面室、浴室やトイレを近くに配置することで、動線を短くしながら複数の家事を同時進行できるようになります。

特に、洗濯機のある洗面室やランドリールームとキッチンを近付ければ、負担の大きな料理と洗濯の負担を大きく減らせるでしょう。また、補助の必要な小さな子どもがいる家庭では、トイレの位置も水回りにまとめると見守りやすく安心です。

 

回遊動線を取り入れる

回遊動線とは、家の中をぐるりと回れるような動線のことです。廊下や部屋を通って行き止まりがなく、どの部屋にもスムーズにアクセスできるため、家事のしやすさでも大きなメリットを感じられます。

ただし、回遊動線は家族それぞれの生活スタイルを考慮した高い設計力が必要。逆に使いづらさを感じたりやデッドスペースが生じたりしないように、設計担当者と細かく検討していくことが大切です。

 

通り抜けられるシューズクロークを採用する

玄関土間から直接通り抜けられるシューズクロークを設けると、収納スペースを兼ねた家族専用の出入り口として使えて便利です。

扉付きのシューズクロークにすれば、家族の靴や荷物をサッと隠せていつでもきれいな玄関が実現できるでしょう。

子どもの遊び道具やアウトドア用品などを整理しやすく、買い物帰りに日用品をストックする場所としても活用できます。

 

LDK横にファミリークローゼットを配置する

家族が集まるLDKは何かと散らかりやすいもの。すぐ隣にファミリークローゼットを設ければ、家族全員の衣類や日用品を一箇所にまとめて収納できます。季節ものからちょっとした日用品まで、何でも片付けやすい便利な収納スペースになるでしょう。

LDKと洗面室の間にファミリークローゼットを設けて、両方から出入りできる間取りも便利でおすすめです。

 

室内干しができるランドリールームを採用する

 

いつでも洗濯物を干せるランドリールームを設ければ、時間帯や天気、花粉などを気にせず楽に洗濯が行えます。

ランドリールームには、物干し竿やアイロン台、収納スペースを備えると、「洗う・干す・畳む・しまう」という一連の作業が一箇所で完結し、家事の効率が大幅にアップします。

横並びのキッチン・ダイニングにする

インテリアデザインとしても人気のキッチンとダイニングの横並びの配置。おしゃれな空間を演出できることはもちろん、配膳や片付けのしやすさが魅力の間取りです。

また、家族一緒に料理をしたり、子どもが宿題をしている様子を見守りながら料理をしたりといった作業も可能になるため、家族間のコミュニケーションをアップさせる間取りとしてもおすすめです。

 

リビング横に畳スペースを設置する

リビングのすぐ隣に畳スペースを設けると、子どもの遊び場や昼寝スペース、家事スペースなど、多目的に使用できます。家事をしながら子どもの様子を見守ることができるため、安心して家事に集中できるでしょう。

また、畳スペースは収納やゲストルームとしても活用できます。可動式間仕切りや引き戸を設置すれば、リビングを広く見せられたり、散らかった部屋を瞬時に隠せたり便利です。

 

まとめ|福岡で家づくりをご検討の方は「辰巳工務店」にご相談ください

家事動線が良い間取りは、日々の家事を効率化し、家族の暮らしをより快適にするための大切なポイントです。

今回紹介した内容を参考にして、自分の家事スタイルに合った動線を考えながら、ぜひ「家事楽」を叶える間取りを実現してくださいね。

 

福岡を拠点とする辰巳工務店では「住む人にとって、健康で安全。そして、環境に優しい」をモットーに、自然素材を使用した家づくりを行っています。

豊富な経験と確かな技術力により、お客様の理想を叶えるお手伝いをいたします。家事動線を考慮した間取りなど、ライフスタイルに合わせた間取りのご提案が可能です。

家づくりやリフォームをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。